長い時間を超えて、
ずっと愛される家族のような存在に。

出会った瞬間に引き込まれ、魅了される。触れるたびに溢れてくる喜びと満足感。

過ごしていく時間とともに空間に優しく溶け込んでいき
思い出や愛着が、風合いや傷として時間と共に増えていく。

大切な時間を過ごすとき、家族の団らんを囲むとき、
いつも傍にあり、そっとぬくもりを感じさせてくれる。

私たちが届けたいのは、そんな家族のような家具です。

自然が長い時間を掛けて育んだ素材から
職人が、一枚のテーブルとしてのカタチを見つけ出し、生み出します。

人の力が及ばない、[時間]が生み出した物だからこそ、
長く長く愛し続けていただける存在を目指して、
私たちは、今日も一枚の板と向き合います。

テーブル、デスク、あるいはソファ、私たちが作った家具で
ぬくもりを世界中に届けられるように。

私達は一枚板テーブルの製造から
販売まで一貫して行っている
国産家具ブランドです。

世界中から仕入れた素晴らしい銘木を一枚板のテーブルを中心に、
様々な家具として、世界中のお客様にお届けしています。

福岡県大川市の工場で[世界に一つしかない一枚]をお客様にお届けするために、
職人たちが日々研鑽を重ねています。

私達は一枚板のプロとして、お客様に喜んで頂ける一枚を製造、販売することで
お客様にぬくもりを届けたいと考えています。

買付

買付

一枚板となった姿を想像しながら、原木を見極めます。

アメリカ、ガボン共和国、カメルーン …。銘木の情報が入ると世界各地に足を運び、バイヤーの目と感性で厳選し、丸太を買い付けます。 MOKUBAには、長年の経験で培ってきた眼力と産地各社との信頼関係によって、自然と優れた丸太が集まります。

製材

製材

どの角度で鋸を入れるか、最初の重要な工程です。

福岡県大川市の工場に運ばれてきた丸太を製材機に乗せ、回転させながら鋸を入れる角度を決めます。年輪や木材の状態などを見て、最適な角度を探し出し、全体の挽き方を考えます。挽きながら間隔や角度をさらに調整。木を診る目、長年の経験で培った職人の勘が物を言う工程です。

乾燥

乾燥

時間をかけます。ここでは時間も職人です。

板の乾燥には2年から長い物で10年以上を要します。製材された板が30,000枚以上桟積みされ、まずは自然乾燥。木の水分量を計測しながら調節を続けます。水分がある程度落ちたら、人工乾燥窯に入れ、含水率を調整して、ようやく一枚板の仕込みが完了します。

調整

調整

木に含まれる水分量の最終調整を行います。

乾燥中に反った板を高周波プレス機でゆっくり熱を加えながら平らにします。木に負担が掛からないように、ゆっくりと時間を掛け、木の繊維を柔らかくしながら徐々にプレスしていきます。「自然乾燥」「人工窯乾燥」「高周波プレス機」の3度の乾燥段階を踏むことで、全体の水分量がほぼ均一になり、安心してお使い頂ける一枚板を作ることができます。

削りだし

削りだし

日本最大級のマシンを使い、妥協することなく。

バーチカルミーリングマシンを使い、表面の凸凹した部分を削り、板を平らにします。MOKUBAのマシンは日本最大級。長さ12m・幅1m35㎝までの加工ができ、大自然のスケールを損なうことなく一枚板に仕上げることができます。平らになるまで何回も機械に通して削り出します。

切りだし

切りだし

一枚板のサイズと形が見えてきます。

乾燥が終わると、完成形をイメージして木材をカットします。両端を平行に切り出すためには熟練した技術が必要です。この工程の良し悪しで最終的な製品のクオリティが決まるため、ベテランの職人が担当します。少しずつ店頭に並ぶ一枚板へと近づきます。

加工・研磨

加工・研磨

貴重な銘木のありのままをお届けするために。

数百年を生き抜いてきた木材には、歴史が詰まっています。木目や節、ヒビなどにも深い味わいがあるため、MOKUBAではその活かし方を検討します。できる限り自然のままで。それも一枚板の大きな魅力。一枚板はお客様のそばで、自然な呼吸を続けます。

塗装

塗装

美しくあたたかい“世界で一枚” の完成です。

仕上げの塗装にはウレタン塗装とオイル塗装があり塗装の回数が異なります。ウレタン塗装は、塗りと削りを表裏3回ずつ繰り返し、目の細かいヤスリでザラ付きを磨き仕上げます。オイル塗装は、一度塗った後に凹凸をヤスリで削り、再度オイルを塗って完成。世界で一枚のぬくもりの誕生です。

管理

管理

仕上がり品は常に500枚以上在庫しています。

完成した一枚板は、一枚一枚厳しくチェックされ、合格した物だけが大川の倉庫で出荷を待ちます。500枚以上の板が並んでいる倉庫の様子は圧巻。「ATELIER MOKUBAの一枚板」という証であるプレートを貼り、全国のギャラリーに運ばれていきます。

ATELIER MOKUBA (関家具工房 木馬)

RESIN PROCESSING

レジン加工

材の選定/木取り

材の選定/木取り

レジンテーブルには特徴的な形をしたもの大きな穴が有るものなど一枚板テーブルとしては使いにくい材を中心に選んでいます。

そのような材には自然のものだからこそ生まれる「木の面白さ」があり、レジンテーブルに使用するには最適な材になります。

木取り(サイズカットする位置などを決め、完成品をイメージする作業)は、その魅力を最大限に活かす為の重要な工程です。

  • 材の選定/木取り
  • 材の選定/木取り

流し込み

流し込み

割れやくもりがない綺麗な透明度を作り上げる為に一度に流し込める樹脂の厚さは5mm~10mmまで。

仕上がり具合に直接関わるとても重要な工程です。

気温などをもとに配合の割合や流し込む量を調整し、誰にもまねのできない高いクオリティを生み出します。

研磨 仕上げ

研磨 仕上げ

樹脂の部分の髙い透明度、木の部分の滑らかな触り心地を作り出す最後の工程です。職人の手によって時間をかけ、何段階もペーパーの番手を変え丁寧に研磨していきます。

通常の一枚板の倍以上の時間をかけることで樹脂部分の透明度は非常に髙くなり、神秘的な美しさが生まれます。

  • 材の選定/木取り研磨前
  • 材の選定/木取り研磨後

お客様に末永く使って頂くために
私たちができること。

樹齢300年の銘木からこしらえた一枚板は、300年は生きると言われています。

私たちの一枚板は、世代を超えて受け継ぐことができます。

そんな貴重な一枚板を扱っているからこそ、常に今より上の品質を目指して、
新しい素材や加工方法の開発にも力を注ぎ、日々研究を繰り返しています。

私たちの一枚板は学習机につくり替えたり、子供や孫たちにわけていくことができます。

アトリエ木馬では、板の特徴を熟知した職人たちによる家具の作り直しや
修理体制も充実させ、お客様に長く使って頂けるように国内自社工場だからこそ
できることを追及していきます。

作業風景1

作業風景2